春の岩魚 【赤間大輔】

北海道の4〜5月の釣りは、雪解けと共にやってくる川の増水、

濁りによって悩ませられる時期。

道民にとっては冬が長いので春は嬉しくはあるのだが、

釣り人にとってはなかなかやきもきしてしまう。

海の釣りや山菜採りは景気の良い話ばかり聞こえて来るのでそちらに行きたい気持ちもあるのだか、はやる気持ちを抑えれないのが我ながら成長していないなと感じるところ…

 

 

 

去年の今頃何してたかな?と写真を見返していると、

尾鰭に特徴的な傷のあるイワナを釣っていた。

あぁそういえばと思い出し、

川の様子見がてら行ってみると水は多いが釣りにならない濁りではない。

そそくさとブラキストン511LBCを継ぐ。

この竿は純正のハードケースが付属していて、

とてもかっこよく取り出す時にいちいち気分が良い。

張りのあるアクションで不意の大物でも不安なく戦えるし、

なにより私の不安なキャストにもきちんと応えてくれる(笑)

 

 

目星をつけていたちょっとした小場所に深みがあり、

迷わずダリア65S赤イワナカラーを結ぶ。

何年もずっと使っているが不思議とロストしないので

いまやルアーボックスの重鎮だ。

ダリア45ss や ダリア75sとはまた違った特性がある秀逸なルアーだと思う。

リニューアルモデルも楽しみである。

 

あの手この手と少ない引き出しでなんとかバイトまで持ち込むことができた。

スィープに合わせたが、なんせ手前すぎたのもありハラハラしながら寄せてくると、見覚えのある顔と特徴的な傷跡…

写真を見比べたが間違いない
あぁ、まだここにいたんだねぇと嬉しい反面また騙されたのかと(笑)

 

同一個体を釣るということはさほど珍しいことではないのかもしれないが、

私には初めての体験であり、リリースの有効性や重要性を再認識した瞬間でもあった。と同時に来年までもうここには来ないと決めた。

 

引っ越しはせずにまたここで遊んでくれると嬉しいのだが…

名前…なんてつけようかな…

 

 

赤間大輔